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過去に戻って

過去に戻れない

この段も

今年も余すところ、あとひと月となった。
年の瀬が近づいてくると、
『枕草子』に出てくる
「ただ過ぎに過ぐるもの 帆をあげたる舟 人の齢(よわい) 春夏秋冬」
の一節が思い浮かんでくる詩琳

『枕草子』は、全部で約300段。
15年にわたって書かれたもの。なかなかの長編。

この言葉が掲載されている260段が書かれた時期は、
おそらく、人生においても終盤に差し掛かった頃。
清少納言もキレの良かった時代から比べると、
熟しきった感がある詩琳

この段も、いつもの列挙スタイル詩琳
二番目にさりげなく挙げられている「人の齢」という言葉が、
妙に生々しく迫ってくるのは、”こころなし”だろうか?


吉田兼好『徒然草』の72段は、
この『枕草子』の筆法をまねたような表現がある。

挙げているものは、
「賊(あや)しげなるもの。居る辺りに調度の多き、硯に筆多き、
仏堂に仏の多き、、、」と出てくる。
様々に、胡散(うさん)臭く感じるものや、賊しいと感じるものが挙げられている。

それに倣って最近の「賊しげなるもの」を挙げるとすれば、
中国の防空識別圏、東京都知事の「借用書」、TPP。

賊しきものは、世に数々あれど、
東京都知事の、この「借用書」問題、いかにも怪しい。
それを突いてか、今や話題沸騰といったところ。

都知事にとっては、今のとき、「過ぎに過ぐる」どころか、

苦しき日常は、なかなか過ぎていきそうにない。
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